医学部不正問題 1薬剤師からみた見解
最近医学部受験の際の男子優遇のニュース良く流れてますよね。
そういえば僕の学生時代、薬学部は男:女が3:7位だったのに医学部は6:4位で
「医学部、薬学部って近い学部なのに男女比全然違うな」とか
「優秀な男は皆医学部目指すのかな?」とか思ってました。
不正があったんですね。恐らく不正なしであれば薬学部のように男:女が3:7や2:8の学校もあったかもしれませんね!
この医学部不正問題で良く見る意見が
「当直できる男性勤務医が不足してるからやむを得ず」
「女性はどうしても出産、育児で激務の勤務医に向いてない⇒ますます勤務医不足に陥る。」
とか言う不正も仕方ないよみたいな風潮も見られますが僕は全くもって論外だと思います。
というのも不正が発覚する少し前は医学部定員縮小の記事が出てたんです
↓
医学部は一方では今後需要減だから定員抑制の動きが出てまた受験不正発覚時は勤務医が足りないとか言ってて矛盾してるんですよ。
これは何故かと言うと医師の既得権確保(特に男性で開業医)の力が働いていると言っていいでしょう。
まず4月の段階
これからは人口減だしクリニックも増えたら競争激しくなるな
⇒じゃあ医学部の定員抑制しよう
大病院の勤務医は不足してる?でも定員増やしたら相対的にクリニック増えるからイヤ‼️
不正発覚
男性に加点したのは勤務医が不足してる
医師の待遇改善が問題だ!
定員増やす?そんな事したらクリニック相対的にクリニック増えるから嫌
一方では医師過剰だから定員減らそうと言っていて一方では医師不足(男性)だから試験不正もしょうがないと言っています。
やはりどう足掻いても医学部定員増は避けたいみたいですね💧
僕は勤務医不足、試験の男女差別を無理なくなくす方法は医学部定員増しかないと思います。
ただ医学部定員増には医師会の猛反発があるんですよね。
それはまた次回に